
田舎の暮らしにはうんざり…自分と同じ気持ちの人っているのかな?
都会から移住してきたり、地元の田舎に帰ったりすると、田舎にうんざりするのではないでしょうか。
田舎の人間関係や不便さでたまった嫌な気持ちを、一人で抱え込むのにも限界がありますよね。
そんなときは同じような経験をした人がいるかが気になったり、誰かに共感してもらいたくなったりすると思います。
そこで今回、100人にアンケートをとり、田舎暮らしにうんざりしたエピソードを集めました。


このページでは、田舎暮らしにうんざりした原因ランキングとそのエピソードを紹介していきます。
100人に聞いた田舎暮らしにうんざりな原因ランキング
100人を対象に「田舎暮らしにうんざりした原因」を聞いた結果を、以下の票にまとめました!


- 1位:人間関係(34票)
- 2位:交通の不便さ(18票)
- 3位:店が少ない/遠い(16票)
- 4位:虫や両生類などの生物(12票)
- 5位:草刈り(4票)
- 5位:遊ぶ場所がない(4票)
- 6位:騒音(3票)
- 7位:山道が多い(2票)
1位は人間関係という結果になりました。
34票の人間関係は、以下の4つに分類できます。
- 古い習慣・価値観(14票)
- うわさ(10票)
- プライバシーのなさ(9票)
- おせっかい(1票)
田舎特有の古い習慣や価値観を目の当たりにして、うんざりした人が多いようです。
自分のうわさが近所中に広まるのが嫌だという人もいました。
どこに行っても、知っている人がいるので、監視されているような感覚になり、プライバシーがない環境に辟易している人も。
余計なおせっかいを焼く人にも、困っているようです。
アンケートの概要
今回実施したアンケートの概要は以下のとおりです。
- 回答期間:2022/8/16〜2022/8/30
- 調査方法:クラウドソーシングサイトで回答を募集
- 調査対象の人数:100人
- 回答者の性別:男性45人・女性55人
- 回答者の年代:20代(15人)・30代(38人)・40代(28人)・50代(14人)・60代(5人)




その他:田舎暮らしにうんざりした原因
ランキングには入りませんでしたが、田舎暮らしにうんざりした原因として回答いただいたものを紹介します。
- シカ
- 仕事がない
- 新築店舗はだいたい老人ホーム
- 親戚の集まり
- 人が冷たい
- 東京への偏見
- 不法投棄
田舎暮らしにうんざりしたエピソード
ここからは、アンケートで集まった「田舎暮らしにうんざりしたエピソード」を紹介していきます。
人間関係にうんざりしたエピソード


田舎特有の近所付き合いや自治会にうんざりした経験があります。
顔を合わせればうわさ話ばかりで、陰湿な人が多いです。
打ち解けてしまえば楽かもしれませんが、一歩間違えれば、敵に回してしまいそうな人ばかりでした。
女性 30代
あることないこと何でも自分解釈で、うわさにするおばあちゃんがいます。
本当に何でも近所に広められてしまいます。
たとえば、誰と付き合っているかや何日も家をあけて遊びほうけているなどです。
近所の人は直接本人に確認せずにおもしろがっているので、質が悪いと思います。
女性 30代
プライバシーを意識していない人が多いです。
たとえば、近所の人が、私の家の戸を開けて勝手に入ってきます。
また「Aさんが離婚した」「あそこの家は神輿修理の寄付をしていない」などのうわさ話を好きな人が多いです。
女性 20代
田舎の大学に通っています。
「AくんとBさんは付き合ってる」といううわさを聞きました。
どうやら朝に同じ部屋から出てきて登校しているのを誰かが見ていたようです。
私も学内で恋愛したら、まわりからこんなことを言われるのかなと思ってうんざりしました。
女性 20代
良くも悪くも、近所の人との距離が異常に近いです。
娯楽が本当にないので「どこの誰が何をした」といううわさ話は一瞬で広がります。
私は自分の意志で未婚です。
少し派手な見た目なので「不倫してるらしい」「男好き」など、見た目と未婚の事実をリンクさせ「単なるうわさ話」でイメージや人間性までもが娯楽対象とされてきました。
女性 30代
都会でのわずらわしい人間関係を絶ちたくて、定年退職を機にある田舎町に移住しました。
自然に囲まれた静かな土地で、夫婦水入らずの生活を夢見ていたからです。
しかしおそらく親切心から、近所の人たちは私たちの迷惑もかえりみず、要らぬ世話を焼いてくれたり、博打や宗教などへ執拗に勧誘したりしてきて、うんざりしています。
男性 60代
戸に鍵を掛けていなかったので、親同士が友達の近所の人が勝手に家に入ってくるのが、とても嫌でした。
家でくつろいでいても、お構いなしに入ってくる。
「あの人がまた来た」といつも思っていました。
田舎の縦社会にうんざりする。
男性 40代
子どものころは田舎に住んでいて、近所の人には「〇〇さんのお孫さん」として知られていました。
夜遅くまで部屋でラジオを聴いていると「〇〇さんのお孫さんはよう勉強しとって優秀じゃ。夜遅くまで部屋に電気がついとる」とうわさになってしまいました。
なんだか悪いことをしているような気分に。
女性 50代
近所の人がすごく鬱陶しいです。
車で買い出しに行ったり、ちょっと街に出かけたりすることがあります。
後日「何の用事で街まで行ったの?」や「車が家になかったけど、どこに行ってきたの?」など、根掘り葉掘り聞かれる事態に。
まるで監視されているようで、うんざりします。
男性 30代
茨城県南に住んでいた頃、悪いことをしたわけでもないのに、まわりの監視の目が厳しくうんざりしました。
たとえば、車で出かければ「昨日あのスーパーに彼氏といたでしょ」と言われます。
ごみの日には平気でゴミを漁られ「コンビニのもの食べてるんだ。野菜も少しは食べた方がいいよ」といらないアドバイスをされました。
女性 30代
町内にはいろいろな当番があります。
廃品回収や登下校の旗振り、掃除などです。
平日の朝に行わなければならないときも多く、仕事との兼ね合いが大変。
親世代と同居している家庭は良いですが、核家族ではとても手が回りません。
きちんとできないと、町内から白い目で見られてしまいます。
女性 30代
今は無くなりましたが、電気やガス、水道などの料金集めがありました。
青年会や消防団、地区の集まりもあり、近所の人とのコミュニケーションが正直めんどくさいです。
男性 40代
同じであることを求められるのが最悪でした。
「こうあるべき」「ここの町に住んでいるなら参加するべき」のような、謎の圧力で家族は大迷惑です。
女性 40代
交通の不便さにうんざりしたエピソード


ライブの帰りに、0時に最寄り駅に着きました。
駅から出ているバスの最終便は22時です。
タクシーも無いので、深夜に1時間ほど歩いて帰宅しないといけなくなりました。
私の住んでいる市には駅が無く、バスの本数も1時間に1本ほどなので、移動に費用と時間がかかります。
女性 20代
自家用車が故障したときに、仕方なく公共交通機関を使いました。
駅は家から遠くて、電車の本数も少なく、鈍行電車しかありません。
行きも帰りも電車の待ち時間が長くて、本当にうんざりでした。
男性 30代
コンビニや自動販売機が徒歩1時間の距離にあるので、非常に辛いです。
普段は車で移動していますが、飲み会のときは歩くしかありません。
外灯はないですし、高確率でイノシシやサルに遭遇します。
車に乗れない日は本当に不便です。
男性 30代
政令指定都市に住んでいたときは、公共交通機関が便利でしたが、田舎暮らしでは自家用車が必須だと感じました。
最近ではガソリン代も高騰しているため、かなりの出費にうんざりしています。
男性 30代
最寄りのコンビニまで徒歩15分、最寄りの駅まで徒歩20分、最寄りのバス停まで徒歩10分、電車は2時間に1本、終電は22時、タクシー会社は撤退、内科と歯科以外の病院がありません。
生活のすべてが車がある前提で成り立っており、高齢で免許を手放せばたちまち生活に困窮します。
女性 30代
以前、夫の田舎で暮らしていたことがります。
ペーパードライバーの私にとっては、交通手段の少なさが苦痛でした。
バスは1時間に1本、17時には終バス。
最寄り駅までは徒歩55分。
どこが最寄りなのかと歯がみするおもいで汗だくで歩きました。
二度と暮らしたくありません。
女性 40代
店の少なさや遠さにうんざりしたエピソード


テレビやネットで話題のものを買いたいと思っても、近所には売っていません。
最近は通販で買えるものもありますが、やはり手に取って確認してから買いたいです。
現物を確認せずに買ってしまい、失敗したことがかなりあります。
男性 30代
スーパーに行くためには、車で15分かかります。
最寄りのコンビニまでの距離は5kmです。
買い忘れがあると大変。
虫が発生したときに、殺虫剤が切れていて、嫌な気分のまま慌てて車を走らせました。
女性 40代
私が住んでいたのは、太平洋と小さな山々に挟まれた集落です。
コンビニはもちろん商店もありません。
インターネットのない時代は、洋服を買うために2時間近くバスに揺られ繁華街に行っていました。
おしゃれができず、ダサい思春期を過ごしました。
女性 40代
転勤で、九州の田舎の方に住んでいました。
仕事が終わる21時ごろは、飲食店がラストオーダーをとったりや閉店したりする時間です。
スーパーも20時には閉店。
どうしても毎晩コンビニ弁当になってしまい、非常に不健康な生活でした。
男性 30代
虫や両生類などの生物にうんざりしたエピソード


子どもの頃から、寝室に入り込んだムカデに何度か体を噛まれ、激痛を味わっています。
今年も一度噛まれました。
忌避剤を置いても、湿気の多い日は部屋に入り込んできます。
また、近年春先でも気温が高くなっているので、出現する時期の予測がつかず、毎晩蚊帳に入って寝ています。
女性 30代
田舎には虫が多くいます。
少しの隙間から虫が入ってきますよ。
ムカデやクモ、セミなどの、大きい虫も入ってくるので、夏場の暮らしにはうんざりします。
ヤモリも入ってきますね。
男性 30代
田んぼに囲まれた家に住んでいるので、ゴールデンウィークの時期からカエルの鳴き声が一日中鳴り響きます。
9月の稲刈りの時期は、バッタが大量発生し、虫取りどころの騒ぎではありません。
男性 30代
草刈りにうんざりしたエピソード


うちの農村では、雑草が生えだす春以降は、草刈り作業が地域における最大の義務となっています。
週末は朝5時から2時間以上、割り当てられた場所の除草。
参加できない家は、その都度不参加金2,000円を支払う決まりです。
どんな理由も一切受け付けてくれません。
若い世代は辟易しています。
女性 50代
都会から移住し、田舎暮らしをはじめました。
数年間はそんなに大変だと思いませんでしたが、庭の草刈りがだんだんと大変だと思うように。
春から夏にかけて、雨の翌日に晴れた場合は、最悪の日になります。
雑草の伸びが早くて、恐怖とでも言えそうな感覚になり、うんざりです。
女性 60代
さいごに
ここまで、田舎暮らしでうんざりした原因とそのエピソードを紹介してきました。
人間関係や交通の不便さでうんざりしている人が多いようです。
もしかしたら、近所にも同じような悩みを持っている人がいるかもしれないので、一度この記事を仲のいい人に見せてみて、反応を伺ってみるのもよさそうです。
共感してもらえれば、解決する糸口が見つかるかもしれませんよ。

