
田舎暮らしは生活費が安いって聞いたけど、実際どうなの?
田舎暮らしは費用が安いという話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
なんとなく、都会に比べると費用を抑えて暮らせそうなイメージを持っているかもしれません。
とはいえ、具体的に何にいくらかかるのかは、調べてもあまり情報がありません。
「田舎暮らしの費用についてホントのことが知りたい!」という希望にお答えすべく、実際に千葉県の田舎に移住した29歳女性のリアルな家計簿を公開します!
田舎移住を考える上で参考になること間違いナシなので、ぜひ最後まで読んでみてください。


生活費は一人あたり月63,697円が平均
私たちの平均的な生活費を計算してみたところ、63,697円でした。
二人だと127,492円です。
2022年1月から2022年7月までの家計簿を元に計算しています。
二人あたり平均 | 一人あたり平均 | |
---|---|---|
食費 | 21,793円 | 10,896円 |
日用品 | 6,402円 | 3,201円 |
ガソリン | 5,967円 | 2,984円 |
灯油 | 0円 | 0円 |
家賃 | 60,000円 | 30,000円 |
Wi-Fi | 0円 | 0円 |
ガス | 6,206円 | 3,103円 |
電気 | 6,131円 | 3,066円 |
農業資材 | 2,788円 | 1,394円 |
自動車保険 | 5,440円 | 2,720円 |
火災保険 | 8,900円 | 4,450円 |
その他 | 3,767円 | 1,884円 |
合計 | 127,394円 | 63,697円 |


生活費は同居人と二人で割り勘している項目を入れています。
具体的には以下のとおりです。
- 食費
- 日用品費
- ガソリン代
- 灯油代
- 家賃
- Wi-Fi
- ガス
- 電気
- 農業資材
- 自動車保険
- 火災保険
- その他(蚊帳やドライバーなどの生活に必要なもの)
私たちは二人で1台の車を所有しており、電車やバスはまったく使わないので、交通費は「ガソリン代」としています。
灯油は前年の余りを使っていたので、2022年の新たな出費はありませんでした。
Wi-Fiが0円なのは、プロバイダーのキャンペーンで初年度無料となっているからです。
また、私たちは趣味で畑をやっているので、通常の生活費にプラスして「農業資材」の項目を入れています。
具体的には、肥料や支柱、ネットなどのことです。
費用算出の前提条件
費用はどんな条件で暮らしているかによって、変動がありますよね。
私たちの生活の前提条件を説明すると、以下のようになります。
- 居住地は千葉県外房エリア
- 26歳男性と28歳女性の二人暮らし
- 生活費は割り勘
- 世帯は別
- 二人ともノマドITフリーランス
食費は一人あたり約1万円
食費は一人あたり月々1万円前後です。
もちろん月によって変動はありますが、概ねこんな感じです。
二人で合計しても、今まで3万円を越えたことはありません。
家庭菜園&おすそ分けで野菜はほぼ買わない
私たちは家庭菜園で野菜を作っています。
また、仲良くしているご近所さんも畑をしていておすそ分けがもらえるんです。
そのため、収穫期になると野菜はほぼ購入しません。
この夏は、オクラやナス、ピーマンなどを本当にたくさんいただきました。



消費が追いつかないほどでした……!
例外的だと思われるかもしれませんが、普通に近所付き合いをしていれば、意外とおすそ分けが回ってくることは少なくありませんよ。
直売所の野菜が安い
もし野菜を購入するとしても、直売所ならかなりお手頃価格で購入できます。
しかも、移動圏内に直売所は3軒あり、無人直売所も含めると数え切れません。
新鮮な野菜がお得に買えるのは、田舎の醍醐味だと思います。
ちなみに昨年の冬、こちらはホウレンソウが一束60円だったのですが、関西の実家だと150円だったと聞き驚きました。
海産物も安い
千葉県の外房エリアは海と山がある田舎です。
海もあるので、野菜だけでなく魚介類も安く購入できます。
中でも特産品の干物がかなりお手頃で、大量に購入して冷凍庫にストックしています。
冷凍のままグリルで焼くだけで美味しく食べられるので、大重宝です!
日用品費は約3,000円
日用品に関しては、田舎と都会でさほど変わらないと思います。
ティッシュや洗剤、シャンプーなどを普通に購入しています。
害虫対策にややお金が要ることも
田舎なので、やはりかなり虫が多いです!
ゴ○ブリや巨大な蜘蛛、蟻などは日常茶飯事……。
都会に比べると害虫対策は念入りにする必要があります。
田舎に移住すると害虫対策の出費が増えるかもしれませんね。
家賃は一人あたり月3万円
家賃月6万円を二人で折半しているので、一人あたりは3万円です。
間取りはなんと7DK+畑+庭+納屋付きです。



都会では考えられない値段ですよね!
築約50年の古い家ですが、DIYや補修の必要はなくそのまま入居できました。
しかも、大家さんの家具や食器などをそのまま使っているので、初期費用が抑えられたところもラッキーでしたね。
田舎は審査なしの物件が多い
二人ともフリーランスなので、家を借りる前の審査に通るか心配していました。
しかし、フタを開けてみると審査はナシ!
田舎の古い物件だと、審査不要で即入居できる物件がかなりあります。
同じ地域に住む友人のフリーランスカップルに聞いても、入居前の審査はなかったそうです。
水道代はゼロ
我が家は地下水をポンプで汲み上げて使用しています。
そのため、水道代はゼロ。
これは田舎ならではですよね。
飲料水としても使えるので、ミネラルウォーターも購入していません。
もちろんウォーターサーバーなども使っていませんよ!
田舎暮らし28歳女性の総支出は月10万円くらい
同居人と割り勘している生活費とは別の、個人的な支出を計算してみました。
私の個人的な支出と生活費を合わせると、月あたりの支出は約10万円です。
▼田舎暮らし28歳女性の月総支出の内訳
一人あたり金額 | |
---|---|
生活費平均 | 63,697円 |
国民年金 | 1,228円 |
国民健康保険 | 1,375円 |
医療保険 | 2,260円 |
奨学金 | 20,000円 |
通信費 | 2,500円 |
服・交際費など | 15,000円 |
合計 | 106,060円 |


生活費にプラスして含めている個人的支出の項目は以下のとおりです。
- 国民年金
- 国民健康保険
- 医療保険
- 携帯電話
- 奨学金の返済
- その他(美容、洋服、交際費など)
私はフリーランスなので、年金や国民健康保険の支払いが発生します。
また、奨学金を毎月2万円ずつ返済しているので、月々の支出にカウントしています。
在宅ワークかつ田舎ということもあり、美容や洋服にかけるお金が安いのが特徴です。
普段はほぼノーメイク(日焼け止めを塗るくらい)で、服はユニクロのものを最小限しか買わないので、お金はあまりかかりません!



在宅ワークで家から出ないし、田舎ってあんまりオシャレしなくても気にならないんですよね〜。
そして、会社に属していないので、付き合いの飲み会などが一切なく、交際費も最小限に抑えられています。
あまり収入は多い方ではありませんが、上記に加えて毎月積立nisaと貯金ができていますよ。
ちなみに、同居人(26歳男性)はかなりの倹約家なので、月あたりの支出は10万円を切っていると思います……!
さいごに
田舎暮らしのリアルな生活費を紹介しました。
私たちの平均的な生活費は、二人あたり127,394円、一人あたりに換算すると63,697円です。
また、個人的な支出などを合わせた支出合計は約10万円でした。
贅沢をしなければ、月10万円あれば暮らせる計算ですね。
もし他にも気になることがあれば、遠慮なくコメント欄で質問してください。



できる限りリアルな情報をお答えします!
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